兼任オタクは忙しい。

ハロオタでジャニオタのプリンセス(北の愚民)の日記。

明日Sexy Zoneさんの「名脇役」を生で聴いてきっと泣いてしまう

Sexy Zone repainting Tour 2018

本日初日です!おめでとうございます!5人で無事に完走できますように…がんばれー!

 わたしが彼らに会えるのは公演2日目となる明日、日曜日です。松島うちわグレードアップしたし、今年はペンラも持つしアルバムもなんとか予習できたし、楽しむ準備は概ね万端です。

 

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しかし一点だけ懸念があります。

先日発売されたニューアルバム「XYZ=repainting」に収録されている「名脇役」という曲についてです。

アルバムまだ予習できてないけど今日初日入りますという人がもしいましたら、どうか「名脇役」だけは入場列で聞いていってほしいです、だって泣いちゃうもんこんなの。初見で泣いたもん。

 

ざっくり要約すると

僕と彼女は仲良しなんだけど

僕の気持ちに全然気付いてない彼女

どうにかこうにかしたいと思ってはいる

けど思ってるだけの僕、の話です。

 

歌い出しは佐藤勝利くんですが、イントロありません。これがまず異変。この曲が心をザワザワさせる要素のひとつです。そして勝利くんこのあと最後のフレーズまでソロパートありません。異変でしかない。ザワつきが止まりません。

 

なぜなのでしょう

告白したわけじゃないのに

別にフラれたわけじゃないのに

僕はなぜ苦しむんでしょう

マリちゃんが順番に歌うこの歌詞。

わかる。つらい。切ない。

マリウスの舌ったらずがやけに甘ったるくて切なさを助長させる。つらい。この時点でわたしは相当つらい。フラれて苦しいのは当たり前だけどフラれたわけじゃなくても苦しいのつらい。

 

サビ前からサビまでは、ふまけんさんたちが代わりばんこに歌い繋いでいきます。しかしこの2人はキャラクター性が強すぎるといいますか…この曲における菊池風磨さんはとても繊細。いつも通り吐息は多めなのに何故かいつもみたいにエロくなくて、心の弱い男の子そのもの。対して中島健人さんの歌い方はとてもハッキリしていて、意思の強い青年というよりは一周回って謎の女子力を感じる。

 

それなのにどうしてだろう 君がいいのは

いや、答えなんかいいんだ

ただちょっと

ここの歌い方ほんと絶妙すぎてなんとも言い難い。ケンティー大先輩はどうしてここでこんなに敢えてクセを強めたのでしょう。このあとのサビの歌い方もかなりクセ強いんですけど、でも菊池風磨さんの出方がいつもと違うので、ストンと聴けてしまうのです。

 

君の友達ランキングだったら

僕はナンバーワンを取っているんだろうか

そこでナンバーワン取ったってしょうがないってわかってるマリちゃんがもう無理

 

もしも「親友に抱く感情が好きに近い」が

本当だとすれば 君は 僕を

「好きなんじゃないの??」(号泣)

言ってほしいことって誰も言ってくれないものなのかな松島くん…とわたしは思いました…。

 

友達という肩書き背負って

なんとかギリギリ君の隣にいられるのです

なにかしらの間違いでいいから

僕のものになってくれないかな

こんな弱気な菊池風磨さん見たことないんでずげど…ただでさえ要らん肩書きを背負って、そのうえ願うだけならなんぼだって自由なはずなのに「間違いでいいから」って前置きまで付けなければいけないこの気持ちさ…つら…

 

最強に儚くて切ないこのフレーズを支えるオルゴールみたいな音色の和音がブツっと切れて初めてのユニゾンパートに突入するという点も秀逸なんですが、このたった一回のユニゾンの直後に勝利くんの2回目にして最後のソロが現れる点が最強すぎる。

 

そんなことばっかを考えていること

君が知るのはいつになるかな

これたぶん勝利くんの大好きな君は一生知らないでいることになるんだと思うとつら!!つらいわ!!だってこんなに苦しくて、感情振り回されて、でも忘れたくなくて、ただ一緒にいたいからいっそ困らせてほしいと思ったりしてこんなに大切な人のことをぐるぐる考えているのにそれは言葉にしないから伝わらないし察してももらえないし現状伝わるすべがないということでそんな切ないことあります?

 

アウトロもないです。

そしてイントロもないし歌い出しは勝利くんです。

言ってしまえばこの曲、永遠に繰り返せますよ?やばない?

 

こんなに切なくて苦しいのにほぼ長調で進行していくところとか、Cメロから大サビの流れが切なさ全開すぎるところにはスキマスイッチさんの「奏」に近いものを感じました。が、スキマスイッチさんはCメロで心の変化を転調という手段で表現し、大サビで「君がどこに行ったって僕の声で守る」と決意して主人公の拓けた世界を歌いあげるわけです。Sexy Zoneさんが歌ったのは「名脇役」として君の傍にいる決意。少女マンガのヒーローが「君が好きだ!!」って川辺でヒロインに叫んじゃう的な、感情を爆発させることのないある種フラットな感情ですよね。だから転調もしないし、ぐるぐる考え事してるだけだから永遠に繰り返せる構造になったのかなぁなんて。こんなこと繰り返してたら恋愛の思考回路がおかしくなってまう…。

 

わたしの思考回路は既に少し狂っているせいか、この曲聞いたときは「勝利くんはわたしなのか、それともわたしが勝利くんだったのか」みたいな不思議な感覚に陥りました。頭おかしい。

きっと恋愛を頑張った経験のある人たちが一回は経験してるであろうぐるぐるした気持ちが一つの作品になってて面白いと思う。うん、今は面白いと思えますがちょっと初見はメッセージの当たりが強すぎて心のダムが決壊しました。カーステで初めて聴いて目頭が故障して近場のコンビニに一時停車した自分にびっくりした。びっくりしすぎてからあげ買った。

 

さてわたしは明日、菊池風磨さんの「僕のものになってくれないかなぁ」を聴いて正気でいることができるのかなぁ。

 

…ここまで散々書きなぐってからふと思ったけど、わたし「名脇役」が当然のようにセトリ入りすると思ってるんだけど大丈夫かな…??誰かさんみたいにアルバム引っさげてるツアーなのに収録曲の半分くらいセトリ落ちとかないよね…??緊張してきた